KNOW HOW ノウハウ

みかんにまつわる様々な情報や知識を、
みなさまにご紹介していきます。

温州みかんのいろいろ

私たちにとって一番なじみのある「温州みかん」
ひとまとめにされてしまうことの多い温州ですが、実は100種類以上も存在するのです。
収穫される時期によって分類するため早いものから極早生、早生、中生、晩生(普通)という4つの呼び名がつきました。
それぞれの特徴を知り、今年の冬はぜひ自分好みの温州を求めてスーパーへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

温州みかんのこと_know-how_01

[極早生-ごくわせ-] 9月~10月
ところどころ黄色く、全体的に緑がかった見た目が特徴の極早生。
普通のみかんを早く収穫したものだと勘違いされてしまうこともあるのですが、この青みがかった初秋が旬の品種です。
あっさりとした爽やかな甘味としっかりとした酸味がみかんシーズンの訪れを知らせてくれます。
品種:日南1号、上野早生など

[早生-わせ-] 11月~12月前半
全体的に黄み~橙色を帯びた丸っこいフォルムの早生みかん。
もっとも生産量が多く、一般的な「みかん」といえばこの早生温州がスタンダード。
甘味と酸味のバランスが良い上に、じょうのう膜(みかんの内皮)が薄く、食べやすいのが特徴です。
品種:宮川早生、興津早生など

[中生-なかて-] 12月
橙色の「これぞみかん!」といった色合いで、見た目は早生温州にも似ています。
皮はむきやすく食べやすいが、早生に比べて少しじょうのう膜が厚いのが特徴。
その分ぎゅっと詰まった濃い甘味で、お歳暮としても人気のみかんです。
品種:南柑20号、石地温州など

[晩生・普通] 12月末~3月
収穫されてから約1か月蔵などで貯蔵することで、余分な水分を抜き、酸味を和らげてから出荷するというのが晩生(普通)ならではの特徴。
皮・じょうのう膜が厚いが、その分コクのある甘味を蓄えており、腐りにくいため長期保存に向いています。
品種:青島温州、大津4号など